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2007年5月30日 (水)

リフト (その1)

あと数週間で試作はできてくると思いますが、今のところ100kg近い重量になりそうなので、PRに持って回るにしても車への上げ下ろしが大変です。

リフトつきのトラックを買えば済む事ですが、そんな予算はありません。ハッチバックの乗用車での搬送がメインとなるため、エンジンハンガーのようなリフトが良いのですが、既製品では移動して利用する事は考慮されていないため、リフト自体が80kg近いし、車に積み込むには場所をとるので、これでは使えません。

で、吊り下げタイプの簡易リフトを製作中です。

条件は、軽量である事と小さく折りたためて、組み立てが簡単な事。リフトの土台部分が駐車ロック装置をまたぐ形で設置や吊り上げが容易な事です。

足場などで使われる単管とチェーンブロックで作ろうかと考えていましたが、分解・組み立てが面倒になるので中止。

もっとシンプルで、できれば既製の材料を組み合わせてできないかな?

つづく

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2007年5月25日 (金)

起業について その10

で、最初に書類審査の結果が通知されたのがドリームゲートでした。

「ロック機能つきドアクローザー」でエントリーしていた自分は

落選

「車両ロック装置」でエントリーしていた兄は

これまた落選

うーん、さすがに2年連続の書類審査落ちはキツイですね。
なんか
「こんな商品売れません!」と烙印おされたみたいで。

自分的には、まー、こんな結果も予想しない事はなかったのですが・・・

で、少々ヘコンんだ気分で迎えたお正月。
初詣で気分を切り替えて、ダメならダメで、プランを立て直し、もっと少額の予算で商品化まで持っていく方法を考えるか、出資者を探そう・・・・世の中の役に立つ商品だと信じるから、ぜったい商品化は諦めない・・・・と決意し直しました。

で、開き直って待っていると、助成金の1次審査の結果が・・・・・

つづく

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2007年5月21日 (月)

起業について その9

打ち合わせでは、挨拶もそこそこにチェックしていただけました。

応募用紙は書式・書体に始まり、細かい部分まで添削していただきました。
商品説明の部分は、展示会やコンテストで何度も手直ししてきたものでしたので、大きな問題はなかったのですが、開発スケジュールや売り上げ計画の整合性や実現性など、消極的ととられてはいけないし、無謀ととられてもいけないし、また、意欲が読み取れるのはいいけど非現実的になっていないかなど注意しながら数字にしていかなければいけません。
この部分では考え直す部分も多くあり、大変参考になりました。

助成金を出す側が求めている部分という方向からも助言をいただき、スケジュールの時間いっぱいまで付き合っていただき、宿題を出されて終了。

友野先生からは、今年もドリームゲートに参加するようにお誘いもあり、この助成金の二次審査でもプレゼンが必要となることから、その練習も兼ねてエントリーする事にしました。

今回は兄が「駐車ロック装置」、自分が「ロック機能付ドアクローザー」と兄弟で、別テーマでエントリーしました。

助成金の方も、ドリームゲートも、何度か書き直しているうちに、すぐに締め切り期日になりました。

で、なんとか、どちらも応募することができました。

書類審査の結果はどちらも、年末くらいにわかるそうです。

つづく

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2007年5月20日 (日)

起業について その8

資金調達には銀行などの融資やベンチャーキャピタルなどの出資、政府機関などの助成金があります。

融資は負債となりますし、出資は素人が受けるのは危険な気もします。(ま、受けられるかは別として)
で、返済不要でまるまるいただけちゃう助成金に応募する事にしました。

さがしてみると、年度後半で、すでに締め切られているものがほとんどでしたが、中小企業基盤整備機構の「ベンチャー総合補助金」の2次募集がありました。

この補助金は、特許などの新規性のある独自技術を利用しての起業や新規分野参入をサポートするもので、条件的には問題ありません。
開発資金の50%を最大500万円まで出してもらえるので、この助成金がもらえれば、商品化への道がぐっと近付きます。
書類選考が年末にあって、それを通過できれば面接に進めます。

早速応募用紙をダウンロードして書き込みます。

で、とりあえず用紙は埋まったものの、これでいいのかすごく不安です。
ましてや500万円がもらえるかどうかですからなおさらです。
自分達では理解出来ている事も、この書類ですべて相手に誤解なく伝わっているかは、外部の人にチェックしてもらうべきだと感じました。

で、信頼できる方にお願いする事に。

前回ドリームゲートに応募するときに指導していただいた行政書士の友野先生(http://homepage3.nifty.com/tomonosgf/)に連絡してみます。
助成金申請に関していろいろノウハウを持っている方なので頼りになります。

で、久々に連絡したにもかかわらず、すぐに時間を作っていただけました。

兄と二人で書類を持って待ち合わせ場所にGoです。

つづく

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2007年5月18日 (金)

起業について その7

商品開発には1年程度必要ですので、会社を立ち上げても、その間は何の収入もない事になります。

で、出て行くお金はできるだけ少なくしなければいけません。

経費節減で最初に考えたのは給料カットです。

不祥事を起したお役人が減俸20%とかやってますが、ここはソフトバンク並みに0円にしました。ま、製品化できて売り上げが立つまでですが。
当然、0円で働いてくれる他人はいないわけで、しばらくは2人きりでの活動になります。

事務所を借りるにも電話や事務機器など含めると、ずいぶんな金額になりますのでこれも自宅でまかないます。

開発中の大きな支出は試作にかかる費用と広報にかかる費用です。

試作にかかる費用は、数件の見積もりをとって算出しました。

開発期間が終了したら、すぐにでも販売したいと考えていますので、2次試作ができた時点で展示会へ出展して、販売代理店も決めていかなければいけません。
これも、良さ気な展示会を探して出展費を調べます。

で、その他、いろいろ考えて算出した開発費は1500万円程度になりました。

はー

ぜんぜん自己資金では無理っ。

で、お金を集める方法をさがします。

つづく

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2007年5月17日 (木)

起業について その6

今まで、あまり詳しく特許の件は兄に話していなかったのですが、経緯を含めて説明すると、なんとか社長を引き受けてくれる事になりました。

2人とも、ある程度自由になる時間はあったので、週末起業的にプランを煮詰めていきます。

やはり、最初に問題となるのが資金です。アウトソーシングで工場は持たないとはいえ、メーカーとして商品開発するには、それなりの資金が必要です。

ざっと計算しただけで数千万円規模ですが、とても自前で用意できる金額ではありません。
そこで、経費をできるだけ小さくする方法と、外部からの資金導入の両面から進める事にしました。

つづく

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2007年5月15日 (火)

工場見学と展示会

この前の土曜日は東京に行ってました。

試作を依頼したのが大田区の会社で、打ち合わせを兼ねて工場を見せていただきました。
試作に関しては多くの実績を持っている会社で、事務所ではいろいろな話も聞かせていただき、安心して任せられる印象をもちました。

工場は、最新設備があるわけではないのですが、そこで開発しているのは最新の技術であったりして、創意工夫とか、日本が誇るものづくりの技術力を感じる事ができました。

ま、最新の生産設備が必要な発明は、これからもしない(できない)でしょうから、これからもお世話になると思います。

で、ビッグサイトに移動して展示会見学です。

ハウジング&ガレージショウというのが目的です。

購買層相手の展示内容で、当然、営業担当の方しかブースに居なかったので、商品売り込みには繋がりませんでしたが、展示やアピールの工夫なども参考になりました。
会場には電子錠関係のメーカーさんも出品されていて、ちょうど代表の方もみえて、いろいろお話を聞く事ができました。

次回、東京へ行くのは、試作が完成する6月下旬頃。どんなになってるか、今から楽しみです。

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2007年5月14日 (月)

起業について その5

という事で社長を探してみます。

世の中には社長になりたい人は多くて、簡単に見つかると思いきや、これが意外といません。まわりの友人に聞いたり、ネット上のコミュニティで募集しても「社長したい」人は見つかりませんでした。

ま、将来や給料を保証できるものでもないですし、資金も自分で出すか集める事になりますから難しいかも。

起業セミナーでも良いパートナーが見つかるかと思い、いろいろ参加していましたが、そのときある講師の方の言葉が気になりました。

「やはり、最終的に頼れるのは身内。他人と共同して事業を起こしても・・・・」

そういえば・・・・・

いました。

実兄が。

商品流通の大手会社を退職し、自営で販売を始めていたので経歴的にも適任です。
で、すぐに資料を集めて説明に行きます。

つづく

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2007年5月11日 (金)

ホームページ

ホームページができました。

まだ仮アップですが。

http://www.tatsuma.jp

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2007年5月10日 (木)

リモコン

今日は試作機用のリモコンの配線をしていました。

今のところ、電気関係は油圧バルブを開閉させるリモコンだけですので、専用に開発してもらう予算もロットもありません。
電子工作キットみたいなものでも売っているのですが、小さな基盤と送信機だけでも結構な値段がついていますので、使えません。

やはり、量産されている汎用品でなければ、価格も安くならないですから、今のところは自動車のリモコンドアロックを流用しています。作動性やセキュリティ面で信頼性もありますし、ほぼ組み立て済みなんでたいした作業ではありません。

当然、12ボルトですから、乾電池8個で駆動します。市販段階でも、どこでもすぐ手に入る乾電池を使用する予定ですが、電圧や消費電力が低くても作動するリモコンは探そうと思っています。

電池BOXからの配線を受信機につなぎ、受信機からサーボモーターに配線して終了。

テストも問題なく動作しました。

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2007年5月 9日 (水)

始動

今週の週末は東京に行ってきます。

いよいよ、試作していただける会社も決定して、ご挨拶と打ち合わせを兼ねての訪問となります。

ちょっと楽しみ。

で、ビッグサイトで開催中のハウジング&ガレージショウにも顔を出す予定です。

もちろん出展はしていないのですが、ディスプレイや集客方法の勉強にもなりますし、駐車場も取り扱い商品の範疇に入る出展社の方々ですから、できれば、出展企業に本製品のPRもさせていただければと思います。

がんばろ

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2007年5月 7日 (月)

将来性?

駐車ロック装置の商品説明をすると、よく
「自宅の駐車場の防犯にはいいけど、出先でも使える車載型は作らないの?」
と聞かれます。

自動車メーカーにしてみれば、そんなの簡単かもしれません。

でも、なぜ、イモビライザーのようなエンジン停止装置は作れても、車両を移動不可能にする装置は開発しないのでしょう。

駐禁でレッカー移動できなくなるから?

走行中に突然作動すると大事故になるから?

ま、そんなところでしょうか。

たぶん、絶対にレッカー移動できない車というのは陸運局も警察も認めないでしょう。
レッカー業者も困っちゃうし。

で、そんな時はこう答えます。

「圧倒的に被害の多いのは自宅駐車場ですけど、防犯もサービスと考えるなら長時間駐車が多いホテルやテーマパークはこの装置を導入するべきですし、会社や店舗でも、どこでもあるようになると安心ですよね。」

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2007年5月 6日 (日)

起業について その4

起業するにあたって自分に足りないものは何か?
いろいろなセミナーでいろんな話を聞きながら見えてきたものは、「経営力」というものでした。

一番大きな問題は資金と販路。

もともと少ない資金は特許取得まででほとんど底をついていますし、自己資金だけで製品化まで持っていける種類の製品でない事は想像できます。
となれば、融資や出資、助成金などを外部から集める手腕が必要になります。

また、何も無いところから販路を開拓し、販売契約を結び市販流通させる手腕も必要です。

いろいろアイデアを出すのは得意ですが、特に人との折衝が重要なこの2つには全く自信がありません。

戦後復興期の物を作れば売れていた時代はともかく、今は、この経営力が商品力以上に大切だという事です。

たとえば、(自称)世紀の大発明のセグウェイも、もし自分が発明者なら製品にならなかったでしょうし、青色発光ダイオードだって、これほど大量使用されなかったでしょう。
やはり、すべて経営力が裏付けになっていると思います。

融資一つとってみても、銀行側からみれば発明者なんて与信の対象にもなってないでしょうから、ちゃんとした経営者がトップにいなければ法人としての信用が得られないように思います。

で、社長を探す事にしました。

つづく

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