車両ロック装置発明の経緯 その15
普通、特許を申請してからその申請内容が公開されるまでは1年半。当然、、自分が出願した時点で先願調査できるのはその1年半以上前に出願され公開となった申請のみです。
したがって、自分が出願した同じ物を1年前に出願している別の人がいるかもしれません。
逆に言えば、自分が出願して1年半が経ち、公開されたその時点でもう一度先願調査して同様の特許がなければ審査請求をかければ良いわけです。
審査請求には1年半くらいかかり、認められれば特許が確定します。認められなければ拒絶査定が来て、修正して申請するか、あきらめるかを決定します。よほど部分的に絞り込まれた発明以外は、ほとんどこの拒絶査定が来ますので、その手続きとかでもうちょっと時間はかかります。
私のドアロックの特許もそのように4年あまりかけて特許が確定しました。
しかし、今回の車両ロック装置の場合は、早期審査請求をしてみました。
ま、余分にお金を出すと、待っている人は後回しにして、先に審査してあげるという制度です。(別にお菓子箱の下に現金を隠して提出する必要はありません)
たとえば、特許出願だけしておいて生産をすぐ始めたはいいけど、他の人が1年前に出願していて、量産が始まってしばらくして特許侵害で訴訟になったりするのを防ぐ事ができます。
これで1年弱で特許査定まで持っていく事ができました。
さ、特許も確定した事だし、売り込み先企業の対応も変わって来るぞー・・・・・と??
つづく
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