車両ロック装置発明の経緯 その17
特許流通フェアというのは、全国数箇所で毎年開催されていて、もっと特許を活用して競争力のあるものづくりで日本の製造業を支えていこうという催しです。(たぶん)
たとえば事業の新展開や起業を考えている人は、選択の1つとしてぜひ行ってみてください。大手メーカーから個人発明家まで、いろんなアイデアが見れて面白いです。
さて、この出展も手続きは異業種交流会の方に任せてあってノンビリしていたのですが、自分のブースが2コマもあり、想像以上に広い事が発覚。手持ちの展示物だけでは物足りないので、新しく、もうちょっと大きな試作機の製作とA-1の展示パネルを作る事にしました。
展示パネルは手持ちのCGを打ち出せばよいのですが、今回作る試作品は油圧動作するのはもちろん、今度はリモコンで施錠・開錠ができるようにしたいと思いました。(ちなみに製作猶予は2週間程度)
そこで、ざっとした図面を起し、必要な部品を手配します。設計のストロークのシリンダーやらバルブ類、アルミフレームなどは前回の入手経路と同じなので問題なかったのですが、電池で駆動するリモコン装置とかサーボモーターが見つかりません。
ラジコンの部品も考えましたが、まさかプロポで操作する訳にもいかず、油圧バルブを開閉させるサーボモーターも意外と推力が必要です。
いろいろ探していると、ヤフオクで自動車のリモコンドアロックが意外と安く流通しているのを発見。これなら12Vですから乾電池8本でいけそうです。連動するアクチュエイターもパワーありそうだし。
こうして部品が揃ったのが1週間前くらい。自分の部屋は3階なので、下の住民に心の中で謝りつつボール盤まわしたりして2日で組みたて 。あまったパーツと時間で玄関ドアロックの試作も改良しました。
足で踏むと油圧でロックバーが立ち上がります。
リモコンでバルブを開くと油圧が抜けてロックバーが下がります。
乗り越えようとすると立ち上がるフラップも可動です。
展示会前日、会場に持ち込んでみると、自動車関係という事でトヨタやスバルと並んだうちのブースは一際目立つ角地。しかもトヨタやスバル2倍の面積。
いいの・・・・?
つづく
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