車両ロック装置発明の経緯 その14
前回の設計では、ロック版先端はローラーのようなものにして、乗り越えようとした時タイヤを空転させようというものでした。
しかし、この方法では4輪駆動車やレッカーで牽引した時には乗り越えられる危険性があります。そこで、乗り越えようとした時のタイヤの動きと装置に掛かる荷重に注目しました。
ローラーだと回転するだけですが、平板なら立ち上がります。レッカー牽引でも4駆でも乗り越えようとすれば、タイヤの回転運動で平板の端を引っ掛け、巻き込むような形でその平板を立ち上げる事が可能です。
その平板には、立ち上がった所でロックしてしまうラチェット機構を内蔵する事で、普段は車両下部に水平の当たっているロック板が、乗り越えようとした瞬間に立ち上がり、さらに高い位置で車両を支える事が可能となります。車両は浮いた状態になり、もう、前にも後ろにも移動できなくなってしまいます。
乗り越えにくい装置から、乗り越えようとしたら大変な事になる装置へと進化する事ができました。これも、先願調査をし、該当がなかったので新しく特許申請しました。
でも、これまでの状況からみて、企業とロイヤリティ契約するのに特許出願中というのは他社を排除できる有効な権利となり得るのかという不確定要素があり、なかなかまとまらないように感じていました。でも特許は出願から査定まで3年程度かかってしまいます。
3年待つ?
つづく
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