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2007年4月11日 (水)

車両ロック装置発明の経緯 その18

という事で、特許流通フェアが始まりました。

スタッフは自分と異業種交流会から1人~2人手伝いに来てもらってます。(残念ながら綺麗なおねーさんなどは用意してません)この前にも小さな展示会やいろいろな企業相手でプレゼンはしていますが、どれだけ関心を持ってもらえるかちょっと心配です。

ちょっと離れたブースでは、ビール瓶の着ぐるみのおにーさんがビールでもシャンパンのような音が出せる栓抜きをPRしてます。

「ポン・ポポン・ポン・ポン・・・・」軽快なミュージックに合わせて踊ってます。

この人が数年後にアクセルホッパーとして・・・・・・(嘘です)   でも耳に残るし。

アクセルホッパーのおかげか、こちらのブースにも結構人が寄ってくれます。こちらはそんな芸はありませんが、精一杯の微笑みで応対します。(けっして、発明家だしー おらおらという態度はいけません。あくまで腰を低く営業に徹します)

商品の概要から、予想される市場、生産性など、装置を動かしながらのデモで意外と途切れなくお客さんの応対が続きます。お客さんの乗りに合わせて「ジャパネット風」とか「健康器具風」とか説明を変える余裕も出てきました。

一応、ロイヤリティを売っているのですが、結構一般の方も多くて「装置を売ってくれ」とよく言われます。「いえいえ、これは模型で生産はまだ先なんですよ。」って話も何度もしました。

でも、こういう所からも良い情報が得られます。

たとえば、

車両搭載型の警報装置は信頼性のあるクリフォードっていう商品が主流だけど、工賃込みで30万円くらいするし、車を乗り換える度に付け替え工賃だけで同じくらいかかってしまう。

とか

一般的でない外車や旧車には、それら警報機の取り付け工事のノウハウがなくて施工してくれるお店がない。

とか

そう、結構困っている人いるんです。

つづく

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コメント

発明交友会の掲示板でコメントさせていただいたleleleです。私も、自分の発明品を世に出す為に、企業への売り込み活動を長く行ってましたが、最終的に自作自販の道を選んだものです。ただ、私の場合は、家内制手工業で製作可能なグッズモノに商品を絞っているので、起業といっても、金はつぎ込んでいません。なんとか、トントンのところまで着ましたので、これからと言う感じです。
ロック装置、面白く拝見しているのですが、(誤解してたらスイマセン)この装置は、所定の位置に車を止めると、ロックが作動し出庫できなくなる。。。というものですか?

投稿: lelele | 2007年4月12日 (木) 15時44分

leleleさん、コメントありがとうございます。
HPは何度かおじゃましてます。

御自分で量産から販路まで開拓して、しかもユーザー
の顔が見える販売をされているので、自分の目指す
先にいる方だと思います。

これからもよろしくお願いします。

装置の作動概要は以下のとおりです。

装置はご指摘のとおり、駐車車両が乗り上げる圧力
を油圧で伝達し、ロック板を上昇させるシリンダーの
推進力としてます。

ロック版は絞りバルブでゆっくり上昇しますが、たとえ、
足を挟まれたとしても、リリーフバルブが入っています
ので、どんな車重でも一定の推力しか発生せず、ケガ
をする事はありません。

一旦立ち上がったロック板は逆支弁とボールバルブで
油圧経路が閉鎖されますので、開錠操作によりボール
バルブを開けるまで下げる事はできません。

バルブを開くとロック板を押し上げていた油がリザーバー
タンクに流出してロック板が下がります。

出庫後、タイヤで押し下げていた板がバネの力で持ち
上がる時に、リザーバータンクの油を吸い上げ、待機
状態に復帰します。


ハイテクが進み、なんでも電子制御が当たり前の中では
あまりに単純な構造ですが、こんな江戸時代のカラクリ
みたいな装置の方が好きだったりします。

投稿: ロバート | 2007年4月12日 (木) 16時42分

シンプルイズベスト、は、納得です。安価になり、壊れにくく、判りやすく、直しやすく、いいことずくめですよね。
単純に疑問が沸いたのですが、、、
 ロック装置ににタイヤが侵入しないように(例えば装置の横にタイヤが位置した場合や、通常停止位置よりも、50センチ位、前で)停車されてしまうことは無いのでしょうか。
僭越ながら、私の意見としては、違法駐車者への、抑止効果として機能させるのが、コンセプトとしてもベストだと思います。
つまり、、、、なんだか、訳の判らないものがあるぞ、、、。ここに止めるのは、やばそうだな。と思わせることができれば、大成功というわけで、もし、駐車後に出られなくなり、逆恨みでもされたら、(と購入者が考えると)逆に購入意欲が減退しそうな気がします。
一目見て、ここにタイヤを乗せるとどうなるのか?と正確に推測出来る人は、まずいません。ということは、「なんか変だぞ」で、十分かもしれません。
だとすれば、外見は、そっくりだけど、油圧も何も仕込まれていないダミーモデルが、正規モデルと一緒に10倍位の数、設置されてても効果はあるかもしれませんし、または、メディアリリースでは、正規品のみの宣伝を行い(その段階でダミーの存在を明かすと意味無いので、)駐車場への販売時には、格安で、トラブルが起こりにくいダミーを販売する。。。という作戦はどうでしょうか。。。。

投稿: lelele | 2007年4月12日 (木) 19時08分

leleleさん、いろいろアイデアありがとうございます。

そうですね、弁護士さんにもいわれましたが、迷惑駐車は
実際に拘束するのでなくて、抑止効果に期待したほうが
良くて、店舗とか目の前で管理できる以外は、盗難防止
目的の副次的なものとしてPRする方向で進もうと思って
います。

投稿: ロバート | 2007年4月13日 (金) 05時34分

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