車両ロック装置発明の経緯 その13
最初の設計では、装置の前後長が長くなりすぎるという欠点がありましたので、これを解決するために根本的に見直す事にしました。
ロックバーは車両下部に当たって支持する事を基本としています。これは、車上あらしなどで犯人が乗り込んだ場合、ロックレバーに掛かる加重変化を感知して警報するためなのでロックレバーがタイヤに当たっていては正確に感知できません。調べたところ、最も最低地上高が低い車で450mmくらい。これをクリアするにはフラップ自体の長さが600mm以上必要で、これが起伏時に大型タイヤに接触しないように考えると装置の前後長は2m近くになってしまいます。
装置の小型化は生産コストと設置工事費の面から絶対必要と考えました。
ロックレバーが装置に乗り上げたタイヤを避けながら持ち上がっていくのが、1番コンパクトにできるので、何度も試行錯誤しながらパンタグラフ式に立ち上がっていくシステムを考案しました。
車両下からに接地するロックレバー先端の形状もいろいろ考えていて、いろいろ考えているうちに、ここにさらに防犯性を高める工夫を考えつきました。
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