ドアの防犯 その1
ピッキングやサムターン回しとか、特にマンションでは侵入経路となる玄関ドアの防犯機器は、次期開発商品として、すでに特許を取得しています。
ドアの錠って何千年も前(エジプト時代)から変わっていないのはご存知です?
「そんな事ない、家の玄関には指紋認証だし。」
えー、それは鍵の部分であって、たしかにキーは様々なアプローチで認証性能を上げています。でも錠の部分を見てください。ドアからドア枠に向かって金属の棒が滑り込む構造ですよね。これが錠の部分でカンヌキと言われる手法です。
日本のように、玄関スペースが限られて、靴を脱ぐ習慣からフロアーと段差がある場合、どうしても玄関ドアは外開きになります。これは丁番の支点部分が外側に来る事を意味して、防犯上よくありません。
丁番のピンを抜いたりすれば、ドアノブ側でいくつカンヌキをつけていても、丁番側から開けられてしまうからです。
また、バールなどでドアをこじ開けた場合、カンヌキはドア枠から外れた時点で効力が無くなります。バールがテコの効力を発揮するのは、数センチの隙間を作るだけですが、カンヌキの場合はそれで十分なんですね。犯人は手でドアを開いて室内に侵入し、ドアを閉める事が出来ますので外部から犯行中の発見をしにくくする事が出来ます。たとえ、室内に警報機があっても外に音が漏れにくいですし。
そこで、これらを解決するために考えたのが、ドアクローザーをロックする方法です。
つづく
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