車両ロック装置発明の経緯 その8
結局、知事賞なるものを受賞したものの、期待したような問い合わせが来る事もなく、地道にライセンス先を探す事に。
試作もできた事だし、あとはちょっとプレゼンの資料を充実させる事にする。車両盗難に関して、被害場所や時間帯、件数の推移などの統計資料や、市販されている対策品の価格帯や市場規模、それらに対する本商品の優位性や予想市場などをまとめるのに数ヶ月。
うーん、予想はしてたけど発明って特許出願すればサクサクお金が入ってくるものでもないのね。
で、プレゼン先の選定が始まる。
油圧機械の生産が主業務の企業で、自動車業界に販路と信用を持っている所という事で自動車整備用油圧ジャッキのメーカーを検索する。すると県内に業界では名前の通ったメーカーがある事が判明。
プレゼンに行くにも近ければ都合がいいし。
でも、企業によっては開発担当者にアポイントを取ってプレゼンに行っても、なかなか上に話を持っていってもらえないという話は聞いていたので、できれば社長に直接会いたい。
いきなり郵送で資料を送るよりも、公的な機関からアポイントを取ってもらった方が確実なので、特許流通アドバイザーの方にお願いしてみた。
数日で社長にアポイントを取っていただき、プレゼン資料や図面、試作品を持っていざ先方へ。
つづく
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