車両ロック装置発明の経緯 その1
現在、この装置には1件の特許が確定し、1件が審査請求中です。
最初のきっかけは、もう10年程も前。
当時、自分の借りていた駐車場は、20台分ほどの半分が飲食店の駐車場で、もう半分が月極め駐車場でした。
この飲食店がけっこう繁盛していて、夕食時には駐車場がいっぱいになり、あふれた車が月極めのスペースに駐車する事も度々でした。
特に、自分の借りているスペースは停めやすいようで、週に2~3回は知らない車が駐車していて、その度に飲食店に移動をお願いしなければなりませんでした。
仕事で疲れて帰ってきて、連日それでは困るので、カラーコーンのような物でも置こうかと考えましたが、出庫してから車を降りてカラーコーンをセットしたり、入庫の前に一旦、車から降りてカラーコーンをどけるのも面倒で、第一、車の出入りの激しい時間帯にそんな事をしていると、他の駐車車両の迷惑にもなります。
車を降りずにセット出来るものを探してみましたが、ありません。
コインパーキングのフラップ装置のようなものでリモコン動作すれば良いのですが、月極め駐車場なんで、勝手に電源も引くわけにいかず、バッテリーで自動動作させるのも充電の手間がかかりそうです。
不正入庫できない装置としていろいろ考えましたが、なかなか良い案が浮かびません。
ある時、「入庫できない」でなくて「出庫できない」装置でも同様の防止効果が期待できるのではと思いつきました。
つづく
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